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プロフィール

Midori

Author:Midori
ブラジル音楽及びアコースティック音楽・歌手

5歳から16歳までクラッシックピアノを習う。
長年ポップス、ロック、アコースティック、AOR,ブラックコンテンポラリー、ジャズを聴き続け、ブラジル音楽に辿り着く。
2001年サンポウロ訪問中、ラジオで流れたMarisa Monteの唄う「Ñao é fácil」に魅了されたのがきっかけで、ブラジル音楽を唄い始める。
Jazz Pianoを土田晴信氏に師事。
4ヶ国語を使いこなし(スペイン語、英語、ブラジルポルトガル語、日本語)ラテンアメリカ在住経験を生かした表現力はブラジル人からも「完璧な発音と日本人とは思えない表現力」との評価。
聴く人の心に寄り添う「Intérprete(代弁者、解釈者)」としての歌い手になることが目標。

<活動内容>
♪Gotas Verdes(プロギタリスト露木達也氏とのボサノヴァ・デュオ)
♪O Som do Silêncio(プロギタリスト渡辺美雄氏率いるアコースティックバンド・ボーカル)
 

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性別によって歌詞を変える?

2012.08.30 16:34|雑感
仕事中はいつもBossa Nova Breakfastというインターネットラジオをかけています。
小野リサさんの曲もよく流れます。
リサさんの声だと聴いてすぐわかること、そして、アメリカのラジオ曲に取り上げられること、すごいなーと思います。

先日、ボサノバ第一号と呼ばれる「Chega de Saudade(想いあふれて)」が流れて、「あれ?」と思いました。
この曲は巨匠・Vinicius de Moraesが詩を書いています。
自分のもとから去ってしまった彼女を想う男性の心情をつづっています。

リサさんは、「彼女」をすべて「彼」に言い換えて、女性が彼を想う歌詞に変えていました。

Youtubeでもう一度確認したところ、案の定歌詞変更についてコメント欄に賛否両論の声が。





ひとそれぞれ、意見が異なって当然で、どちらが正しい、間違っているか、を問うわけではない、ということを前置きとして、、あくまでも私個人の考えを書きたいと思います。

以前所属していたバンドではバンマスが日本語のオリジナル曲を書いていました。
その中の一曲が候補にあがったとき、その歌詞は「僕」をはじめ、男性の話し言葉で表現されていました。「女性の言葉に変えてはだめか」と打診しましたが、だめだと言われました。結局、その曲を演奏する機会はありませんでしたが・・

そのときは、どうかなー、と思いましたが、今はやはり変えるべきではなかったと思っています。
詩を書いた人の表現を尊重するべきだろうと。

さて、調べを進めるうち、このリサさんが歌う女性版「Chega de Saudade」は、一番初めにレコーディングしたElizech Cardosoもこのように唄っていたということがわかりました!
ということは、Vinicius de Moraesも当然了解済みだったのだろうと。

確かに、この歌詞であれば、女性版でも違和感はない、かもしれません。
女性の歌い手からすれば、この方が感情移入しやすいと言えるかもしれません。

しかし、やはり、私は男性のままで歌いたい。
なぜなら、この歌詞は男性ならではのロマンチシズムを表現していると思うからなのです。

「君が帰ってこないならもう僕は生きてはいけないよ」
「君なしでは心の平和はありえない、この世のどんな美もあり得ない」
「君が帰ってきてくれるなら、海に泳ぐ魚の数よりも多くのキスをしよう」
「この両腕で百万回も彼女を抱きしめて、なにもいわずにその温もりを深く吸い込むだろうに
限りない抱擁とキスで愛撫の雨を降らせるのに」

賛否両論のYoutubeコメント欄にこんな面白い記述がありました。

「Chico Buarqueは女性の心情を綴った曲を多く書いているが(このブログでも何度か紹介してきましたが)、彼自身がこれらの曲を歌うとき、男性に変えて唄うことは決してない。意味合いが変わってくるからだ」

同感です。

やはり、どんな曲を唄うときも歌詞のニュアンスを伝えるために私は元のままで唄いたいと思います。

そういえば、「イパネマの青年」と言い換えた曲もどこかで聞いたことあるなあ~
なんだか男性をじろじろ色目でみる女性を想像してしまって、こりゃ台無しだわ、と思いました。。。

ネイティブではないけれども、どの言語で唄うにせよ、歌い手として言葉には慎重でありたい、と思っています。





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